
【PASS THE BATON MARKET Vol.14】WSレポート(2023.12)
倉庫に眠るモノと文化に光を当てるアップサイクル・マーケット
2023年12月、東京・品川で開催された「PASS THE BATON MARKET Vol.14」に、ワークショップ出展者として参加しました。
本イベントは、企業やブランドの倉庫に眠る規格外品やデッドストック、伝統工芸や職人技に光を当てる“蚤の市”形式のマーケットです。
今回のvol.14では、過去最多の70ブランドが出展し、「大服飾品店」と「大食料品店」という2大特集のもと、文化とものづくりの奥深さに触れられる2日間となりました。
nejiruは、古着を使ったアップサイクルワークショップを通して、素材の再発見と手を動かす楽しさを伝えました。
ワークショップ概要
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イベント名: PASS THE BATON MARKET Vol.14
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開催日: 2023年12月9日(土)〜10日(日)
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ワークショップ開催時間:
①12月9日(土) 14:00~15:00
②12月10日(日) 15:30~16:30 -
会場: コクヨ品川 THE CAMPUS(東京都港区港南1-8-35)
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主催: PASS THE BATON
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共催: コクヨ株式会社
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運営: 株式会社スマイルズ
当日の様子
「服の新しいサイクル!」をテーマに、古着を再構築するnejiruのワークショップブース。色と素材が溢れる空間に多くの来場者が集まりました。
参加者の皆さんは、それぞれに気に入った古着の一片を手に取り、素材の風合いを確かめながら、ねじったり巻き付けたりして、思い思いの形を自由に創り出していました。
ホットボンドを使用する工程では、安全面を最優先に、保護者とお子さまが協力し合って取り組む親子共同作業の場となり、ものづくりを通じた温かな時間が流れていました。
完成した鍋敷きや座布団は、一つとして同じものがない個性的な仕上がり。色の組み合わせも十人十色。
親子での参加も多く、古着と向き合いながら会話を楽しむ光景も印象的でした。
参加者の声(一部抜粋)
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「ねじるだけで形になるのが面白い。布の表情を楽しめました」(30代/女性)
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「親子で参加できて楽しかったです。子どもも真剣に作っていました」(40代/保護者)
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「古着が暮らしの道具になるなんて、目からウロコでした」(20代/学生)
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「普段のファッションとは違う視点で、服と向き合えた」(30代/アパレル関係)
おわりに
nejiruは、ねじるという動作を通じて、素材の命をもう一度引き出す表現に取り組んでいます。
アップサイクルは難しいことではなく、“ちょっとした手間と遊び心”から始められること。今後も、体験と循環がつながる機会を、さまざまな場所で届けていきます。