【ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2025】出展レポート(2025.12)

【ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2025】出展レポート(2025.12)

エシカルな都市の未来を編み直す、共創の3日間

2025年、株式会社船場と株式会社博展が共同開催した「エシカルデザインウィーク 2025」に、出展者として参加しました。
本イベントは、業界の枠を越えた共創によってエシカルな活動を発信し、都市の未来を考える参加型イベントです。

今年のテーマは「TOKYO ETHICAL CITY」。
建築・空間デザインの領域を超え、都市で活動する多様なコミュニティと連携しながら、エシカルな視点で都市のあり方を問い直し、ウェルビーイングな未来を構想する3日間となりました。

私たちは本年、「soft monster」と題した展示を行い、
廃棄衣料から生まれる新たな“生命的素材”の可能性を提示しました。


出展概要

イベント名: エシカルデザインウィーク 2025
開催日: 2025年10月22日(水)〜10月24日(金)(3日間開催)
会場: 虎ノ門ヒルズ 森タワー(アトリウム・オーバル広場)、Glass Rock 他
出展形態: ブース展示+プロダクト提供
主催: 株式会社船場/株式会社博展

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展示内容

nejiru Furniture「soft monster」

nejiruが生み出す素材は、
布でも家具でも、建材でもありません。

役目を終えた洋服たちが、
もう一度形を変えて息を吹き返す。
そこには、誰かの記憶や時間が楽しげに宿っています。

記憶のかけらを纏った素材が、
自由にうねり、伸び、咲くように存在する――
新しい“生命的素材”としてのご提案です。

本展示では、そうした素材が空間の中でどのように存在し、
人とどのような関係性を生むのかを体感できる構成としました。
プロダクトとアートのあいだを横断しながら、都市における新たな素材の在り方を提示しています。


当日の様子

展示ブースには、3日間で100名を超える来場者が足を止め、対話の機会をいただきました。

タコの足のように有機的に広がるフォルムは、どこか愛嬌のある“モンスター”のような存在として受け取られ、
思わずクスッと笑顔がこぼれるような反応が印象的でした。

その上で、「実は廃棄衣類から生まれている素材である」とお伝えすると、驚きとともに興味が一層深まり、
素材の背景や制作プロセスについて多くの質問をいただきました。

また、空間デザインやオフィス、商業施設への導入に関する具体的なご相談も生まれ、
今後の展開につながる有意義な機会となりました。

さらに、「nejiruパーツをつくる工程から関わってみたい」という声もあり、
単なる完成品の提供にとどまらず、参加型の価値創出の可能性にも新たな気づきを得ることができました。


参加者の声(一部抜粋)

「見たことのないフォルムで、思わず近づいてしまった」(20代/クリエイター)

「柔らかさと造形のバランスが心地よい」(30代/企業担当者)

「これが廃棄される服からできていると知って驚いた」(30代/デザイナー)

「空間に入れたときの雰囲気が想像できて面白い」(40代/建築関係)

「制作のプロセスにも関われるなら体験してみたい」(来場者)


おわりに

都市は常に更新され続ける一方で、多くの“役目を終えたもの”を生み出し続けています。
nejiruは、それらを単に再利用するのではなく、記憶や時間を内包したまま新たな形へと再構築し、
都市の循環の中にもう一度息づかせる試みです。

“soft monster”は、その可能性のひとつのかたちです。

今後も、空間・都市・人の関係性を編み直しながら、
素材の新たな価値と体験を提案し続けていきます。

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